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インフルエンザと新型コロナ同時流行の可能性

2022年11月06日

皆様、こんにちは。
クリニックは開院後、間もなく2週目をむかえます。
内覧会に来ていただいた方やおなかの症状でお悩みのかたなど、開院後より多くの方にご来院頂いておりますが、同時に発熱のご相談も増えてきております。今年の冬は、新型コロナ感染症第8波の到来にくわえ、インフルエンザの流行が懸念されております。クリニック発熱外来を来院された方の中にも、新型コロナ検査で陽性の方は散見されますが、まだインフルエンザの方はみられない状況です。
インフルエンザの流行が危惧される理由としては、規制緩和で国際的な人の往来が増えだしたさなか、今年の6月に南半球のオーストラリアでインフルエンザの感染流行が起こり、ちょうど夏・冬が逆転する12月ごろに北半球での感染が予想されることにあります。新型コロナ感染症が出現後、過去2年間に国内でのインフルエンザ流行もなかったために、社会全体でのインフルエンザ抗体の保有率も低下しているという報告もあり、ワクチンによる感染予防が国からも推奨されています。ワクチン接種後は、およそ2週間でウイルスを中和する抗体ができますが、抗体ができるまでは発症予防効果はないため、インフルエンザが流行する前に接種することが大切です。
インフルエンザ、新型コロナ感染症ともに発熱、咳、関節痛などの症状がみられ、症状から両者を区別することは難しく、症状の程度や基礎疾患のある人・高齢者といった重症化リスクがある場合は、かかりつけ医や発熱外来を受診し、その診断に応じて治療薬の処方を受ける対応が必要となります。
当院もかかりつけ患者さまの発熱対応には万全を尽くしておりますが、できる予防として早めのワクチン接種にご協力お願い致します。

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